デザイナーは地元の小学生
一時期、有名建築家の設計による交番建設が盛んに行われておりましたが、2005年4月1日に新しくお目見えした東京都豊島区の池袋東口交番は、地元豊島区の6つの小学校から「理想の交番像」として応募された合計189点の絵の中から、入選を果たした4点の絵を元に、佐野建築研究所の長井隆志氏が具体的なデザイン設計を興したという、全国的に見ても大変めずらしい交番です。そしてその施工工事を行ったのが、株式会社貴津です。
入選した4点の絵は、現在も交番の側面に外壁タイルとして貼られています。このうち2点の絵に、池袋の地名にちなんだ「フクロウ」が描かれており、それがこの交番デザインのモチーフになっています。
実質的な設計デザインを行った長井氏曰く、最初に警視庁からこの入選作4点を見せられ「これをもとにデザインしてほしい」といわれ、しかも4点に優劣はないので、それぞれの良い部分を均等にデザインに反映してほしいと指示されたときは「むちゃくちゃな要望で、どうやって設計すればよいのか、途方に暮れた」との事だった。
しかし、そんな苦労の末出来上がった交番は、都内でも屈指の人混みといわれる池袋東口駅前においても、今尚、一際異彩を放つ建物として注目され、そして地元の人達からは池袋駅前の「フクロウ交番」として親しまれ、愛され続けています。お近くにお寄りの際は、是非一度ご覧になってください。